検査・調査/環境調査

大気調査

測定項目

二酸化硫黄(SO2)

二酸化硫黄は火山活動や工業活動により排出されます。石炭や石油は多量の硫黄化合物を含んでおり、この硫黄化合物が燃焼することで発生するからです。さらに、火山活動でも発生するため、登山などでは注意が必要です。二酸化硫黄は二酸化窒素などの存在下で酸化され硫酸となり、酸性雨の原因となります。

二酸化窒素(NO2)

窒素酸化物は、物質が燃焼するときにも一酸化窒素や二酸化窒素などが発生します。この場合、高温•高圧で燃焼することで本来反応しにくい空気中の窒素と酸素が反応して窒素酸化物になる場合と、燃料由来の窒素化合物から窒素酸化物となる場合があります。
 たとえば、排気ガスや天然ガス、ボイラー(家庭用調理ガス器具を含む)などから排出される窒素酸化物は前者が主です。また、光化学スモッグや酸性雨などを引き起こす大気汚染原因物質です。
 主な発生源は、自動車の排ガスで、平成4年に制定(平成13年改正)された自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法(自動車NOX・PM法)によって、規制されています。特に毒性の高い二酸化窒素(NO2)は、大気汚染防止法によって環境基準が定められています。また、一酸化二窒素(亜酸化窒素)は、温室効果ガスのひとつでもあります。

浮遊粒子状物質(SPM)

浮遊粒子状物質は、大気中に浮遊している粒子状物質 (PM)のことで、代表的な「大気汚染物質」のひとつです。日本の環境基準の測定の対象になるものの定義としては、粒径10μm以下のものとされています。 発生源は工場のばい煙、自動車排ガスなどの人の活動に伴うもののほか、自然界由来(海塩の飛散、火山、森林火災など)のものがあります。
また、粒子として排出される一次粒子とガス状物質が大気中で粒子化する二次生成粒子があり、粒径により呼吸器系の各部位へ沈着し人の健康に影響を及ぼします。年平均100mg/m3になると、呼吸器への影響、全死亡率の上昇などがみられることなどが知られています。浮遊粒子状物質の中で、粒径2.5μm以下の小さなものを微小粒子状物質(PM2.5)と呼ばれていますが、微小粒子状物質は粒径がより小さくなることから、肺の奥深くまで入りやすく健康への影響も大きいと考えられています。

オキシダント(Ox)

光化学オキシダントは光化学スモッグの原因となる酸化性物質の総称です。
工場や自動車から排出される窒素酸化物及び炭化水素類(揮発性有機化合物)を主体とする一次汚染物質が、太陽の紫外線照射を受けて光化学反応を起こすことによって、オゾンなどの酸化性物質やアルデヒドなどの還元性物質といった二次汚染物質を生成されます。この二次汚染物質のほとんどがオゾンなのです。光化学反応により生成される酸化性物質のうち、二酸化窒素を除いたものを「光化学オキシダント」と呼び、光化学オキシダントは光化学スモッグの原因となります。また、高濃度では粘膜への影響などが知られているほか、農作物などへの影響も報告されています。オゾンは、二酸化炭素よりもはるかに強力な温室効果を持つと言われています。

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