ISO審査認証/GRCAの概要

マネジメントシステムとは

マネジメントシステムとは

ISOは国際標準化機構を意味します

 ISOは、国際標準化機構(International Organization for Standardization)のことですが、頭文字ではなく、ギリシャ語の「ISOS(平等・標準)」が語源だといわれています。
 ISOの目的は、物質及びサービスの国際交流を容易にし、知的・科学的・技術的及び経済的活動における国際間の協力を助長するために、世界的な標準及びその関連活動の発展開発を図ることにあります。
 ISOは世界三大標準化機構の一つで、電気・通信関係を除くあらゆる分野の国際規格を制定しています。

ISOはスイスに本部を置く非政府組織

 ISOの前身は、第一次世界大戦終了後の1928年に発足した万国規格統一協会(ISA)で、これが第二次世界大戦後も引き継がれ、1947年に民間の国際機構としてスイスのジュネーブに本部をおいて発足しました。組織の成り立ちから、純然たる民間組織ではありますが、いろいろな国際機関と密接な関係を持っています。また、どこの国にも属さない非政府組織でもあります。

日本は日本工業標準調査会が加盟しています

 ISOは、会員制になっており、各国の標準化機構の一機関のみが加入できることになっています。日本は1952年に、日本工業規格(JIS)の調査・審議を行う日本工業標準調査会(JISC)が、常任理事国メンバーとして加盟しています。

製品標準化からマネジメントシステム標準化へ

 1980年中頃までは、製品品質などに焦点を合わせて標準化を進めてきましたが、欧州の市場統合が議論されるなど製品の国際取引が活発になると、継続的に標準に適合した製品を供給できる、されるという信頼関係を担保することが必要となり、1987年に品質のマネジメントシステムを国際標準化したISO9000シリーズが発行されました。これが市場の国際化の進展に合わせ、爆発的な注目を浴びたことから、ISOの存在が一般にも広く知られるようになりました。そして、ISO9000シリーズの成功の結果、品質以外でもマネジメントシステムの国際標準化が議論されるようになりました。

個々の企業の詳細設計が大切です

 ただ、気を付けておきたいのは、マネジメントシステム関連のISO標準の場合、標準での要求は仮想的にはお客様からの生産者に対する要求です。そして、要求されていることの実際は、対象となる組織の規模や事業内容等環境が千差万別であり、ISO標準として規定できるのは原則論だけです。具体的にどう社内規定化をするかは、それぞれの組織の腕にかかっています。つまり、ISO標準は基本設計要求みたいなもので、詳細設計は組織に任されているということです。ですから、要求に対する個々の組織の答えを示したものがシステム文書、特にマニュアルだと考えれば適切です。ISO標準のオウム返しをしたようなシステム記述は避けていただきたいものです。

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