環境コンサルタントとは?

環境コンサルタントとは?

環境課では、地方公共団体や企業を対象とした環境コンサルタント業務を行っています。
環境コンサルタントは、地球環境と人々の暮らしを守るため、環境保全や環境法規制への対応、持続可能な開発などに関して専門的なアドバイスやサポートを行う、「環境と生命を守る」仕事です。 環境分野の最前線で、多彩な課題解決に関わることができるのが、この仕事の大きな魅力です。自分の携わったプロジェクトが「まちの未来」や「暮らしの安全・安心」、そして「地球環境の保全」に直接結びついていることが実感できます。
環境問題の解決に情熱を注ぎたい方、自分だけの専門性を身につけて成長したい方、環境を相手にした仕事に取り組みたい方にとって、ここには最適なフィールドがあります。

業務内容

  • 環境計画策定支援

    環境計画策定支援
    地方自治体では、理想的なまちの姿を実現するために、目標や取り組み、手順などをまとめた様々な計画を作成します。 環境計画策定支援とは、自治体が策定するごみ処理計画や地球温暖化対策実行計画などの環境に関する計画の策定や改定について、専門的な知識や経験を活かしてサポートを行う業務です。
  • 環境アセスメント

    環境アセスメント
    環境アセスメントとは、事業者が大規模な建設や開発などの事業を始める前に、その計画が自然や地域社会にどのような影響を与えるかを事前に調査・予測し、環境に悪影響を及ぼさない、より良い事業計画を提案する業務です。
  • 廃棄物コンサルティング

    廃棄物コンサルティング
    廃棄物コンサルティングとは、地方公共団体が設置する廃棄物処理施設について、計画、設計、工事監理、耐震診断、機能検査、解体設計まで総合的にコンサルティングを行う業務です。つまり「廃棄物処理施設のゆりかごから墓場まで」を担う業務であり、廃棄物処理施設の整備や運営に関する幅広いサポートを行います。

環境課の強み

環境課の強み
  • 幅広い専門性

    土木、建築、機械など、様々な分野で経験豊富な専門職員が在籍し、コンサルティングを行っています。

  • 高度な技術

    第三者分析機関として、各種法令に対応した様々な分析・調査が可能です。

  • ワンストップサービス

    技術面や人的な連携により、依頼者のニーズに寄り添った公衛検独自の包括的なサービスをご提案します。

  • 地域密着

    地方公共団体や企業を対象に、各地域の特性や課題に深く寄り添ったコンサルティングを提供しています。
    特に、地域密着型の事業展開により、機動力のある迅速な対応を実現しています。また、行政機関との強固な連携と、複雑な法令に関する深い知見も強みです。

これらの強みは、設立以来、地方公共団体や企業から多岐にわたるご依頼をいただく中で培われ、練磨されてきたものです。

業務紹介

環境課では、豊富な経験と強みを生かし、依頼者のニーズに寄り添いながら業務を進めています。
業務は多岐にわたり、その進め方も様々ですが、その中から一部をご紹介します。

地球温暖化対策実行計画とは、主に地方公共団体自らが実施する事務事業活動を対象として、温室効果ガス排出量の削減を推進するために策定する計画です。この計画の目的は、地方公共団体の事業活動に伴い発生する温室効果ガス排出量を的確に把握し、削減目標・具体的な対策を定めて、地球温暖化防止に貢献することです。

  • ①対象とする温室効果ガスの設定

    温室効果ガスには、二酸化炭素(CO₂)、メタン(CH₄)、一酸化二窒素(N₂O)、ハイドロフルオロカーボン類(HFCs)、パーフルオロカーボン類(PFCs)、六フッ化硫黄(SF₆)、三フッ化水素(NF₃)などがあります。地方公共団体の事業活動に合わせて、どの温室効果ガスを排出量算定の対象とするかを定めます。

  • ②温室効果ガス排出量の把握

    事務所や公共施設など、地方公共団体の保有・利用設備に関するエネルギー使用量や温室効果ガス排出量を算定し、現状を把握します。

  • ③削減目標と事業計画の策定

    排出量の現状をもとに、削減率や目標年度、実現可能な施策などを設定します。また、エネルギーの効率化や再生可能エネルギーの導入、設備の更新計画など、具体的な取組内容を計画に盛り込みます。

  • ④実施状況の管理・評価

    既存計画の改定業務であれば、削減対策の進捗状況や、目標達成に向けた実施状況を確認・評価します。
    また、必要に応じて追加対策を検討し、計画の見直しを行います。

  • ⑤地球温暖化対策実行計画の報告書作成

    排出量の現状や施策、目標値などを整理して素案を作成し、住民の方への意見募集を行います。
    いただいたご意見を反映させ、計画としてまちづくりに組み込まれていきます。

生活環境影響調査とは、主に廃棄物処理施設などを新設または変更する時に、その施設が周辺の生活環境に及ぼす影響について、事前に調査・予測・評価を行う業務です。この調査の目的は、地域の住民が安心して暮らせるように、生活環境への悪影響を未然に防ぐことです。

  • ①調査事項の整理

    調査事項とは、将来、施設の稼働によって影響を受ける大気環境(大気質、騒音・振動、悪臭)や水環境(水質及び地下水)などです。施設の種類や規模、廃棄物の種類、性状、地域特性を勘案して、調査すべき事項(調査項目)を整理します。

  • ②調査対象地域の設定

    施設の種類や規模、立地場所の気象、水象、周辺の人家の状況などから、生活環境に影響を及ぼす可能性がある地域を選定します。

  • ③現況把握

    調査項目について、現状や予測に必要な自然的・社会的条件を把握するため、文献調査や現地調査を行います。
    調査地点は、地域を代表する地点や影響が大きいと想定される地点、影響を受けるおそれのある人家などから、適切に設定します。

    現況把握
    現況把握
  • ④予測

    現況と施設稼働後に調査項目がどの程度変化するか、その影響範囲はどれくらいかを把握するため、計画されている対象施設の構造や設置する機械等をもとに、定量的な計算や同種の既存事例から類推して予測を行います。

    予測煙突排ガスからの拡散予測
    予測施設からの騒音予測
  • ⑤影響の分析

    施設の稼働による影響の程度について、調査項目の現況と予測される変化を比較し、環境保全目標が達成できるか分析します。
    もし達成が困難な場合は、保全措置や対策を検討し、事業計画へ反映できるよう事業者に提案します。

  • ⑥生活環境影響調査書の作成

    生活環境影響調査の結果を、生活環境影響調査書として取りまとめます。

し尿処理施設の精密機能検査とは、主に法令に基づき、稼働中のし尿処理施設の処理能力や設備の状態、機能保全状況などについて、詳細な検査・評価を実施する業務です。
この検査の目的は、し尿処理施設が適切に稼働し、地域の衛生環境や安全性を確保することです。

  • ①検査事項の整理

    検査事項とは、し尿処理施設の稼働状況、主要設備の動作、設計基準との比較、放流水の水質などです。
    し尿処理施設の種類や規模、処理能力、設備構成などを勘案して、検査すべき事項(検査項目)とヒアリング内容を整理します。

  • ②検査計画の立案

    し尿処理施設の設計図書や運転記録などを参考に、効率的かつ網羅的に検査できるよう計画を立案します。

  • ③現地検査・点検

    整理した検査事項に基づき、各処理工程でのサンプリング、現地にて主要設備の点検や稼働状況の確認、計測機器を使った測定を行います。

    現地検査・点検
    現地検査・点検
  • ④データ集計・評価

    現地で測定したデータやサンプリングした検体の分析結果を整理し、設備や装置が仕様通りに機能しているか、基準値を満たしているか、を評価して改善点がないか分析します。

    データ集計・評価
  • ⑤結果の分析・対策検討

    検査の結果、基準不適合や不具合が見られた場合、原因を分析し、必要な保全措置や修理方法などを検討して施設管理者と協議し、安全・適正な施設運営に反映させます。

  • ⑥精密機能検査報告書の作成

    精密機能検査の結果を、報告書として取りまとめます。

働き方

環境課では、デスクワークや現地調査、環境教育など、業務によって1日の過ごし方がさまざまです。
環境課職員のある1日の流れをご紹介します。

  • 精密機能検査

  • 生活環境影響調査

  • カワゲラウオッチング
    (水生生物による水質評価)

仕事の特徴(魅力・やりがい)

自分の好きな分野、学んできたことを仕事に

環境課が担当する環境コンサルタントの分野は、環境アセスメントやモニタリング調査をはじめ、施工監理、施設設計、機能検査、解体設計、CO₂算定、温暖化対策実行計画、廃棄物等処理計画、広域化計画など、業務内容が多岐にわたります。
そのため、様々な分野の専門家が協力して業務を進めるのが特徴です。 自分の好きな分野やこれまで学んできたこと、得意なことを仕事に生かし、業務の中心となって活躍している職員も多くいます。

自分の好きな分野、学んできたことを仕事に
社会や地球環境を裏側から守る

社会や地球環境を裏側から守る

環境コンサルタントの主な目的は、公害や自然破壊の問題に対処し、自然環境や人々の生活環境を守ることです。
企業や地方公共団体が環境に配慮した事業活動を実施できるようにサポートすることで、地球環境の保全に直接貢献できます。
持続可能な社会づくりに関わることができる、とてもやりがいのある仕事です。

地域に貢献できる業務内容

特に環境計画などの業務では、施策の提案やサポートを行い、作成した計画に基づいてまちづくりが進められます。
自分がコンサルティングした計画で地域社会に貢献できることも、醍醐味のひとつです。

地域に貢献できる業務内容
依頼者とのかかわり

依頼者とのかかわり

環境コンサルタントの業務は、依頼者と協力して業務を進めるため、公衛検の他の業務に比べて、依頼者と直接かかわる機会が多いという特徴があります。 また、業務を円滑に進めるためには、依頼者との密接な連携や丁寧な説明が重要になるため、要点の整理や説明資料の作成は簡単な作業ではありません。 しかし、依頼者に喜んでいただき、より良いコンサルティングができたことを実感したとき、大きな達成感が得られます。

恵み豊かな環境の保全と継承に貢献

持続可能な社会の実現に向けて、公衛検では、SDGsの達成にも力を入れています。
環境課では、主に、資源の循環や廃棄物の適正処理、施設の省エネルギー化、環境負荷の低減、温室効果ガス排出量の抑制などの施策の提案を通じて、SDGsの実現に貢献しています。
環境コンサルタントの業務を通じて、様々な環境課題の解決に取り組むことができます。
公衛検のミッション「環境と生命を守る」を職員一人ひとりが認識し持続可能な社会の実現に貢献していきます。

恵み豊かな環境の保全と継承に貢献
自分の好きな分野、学んできたことを仕事に

自分の好きな分野、学んできたことを仕事に

環境課が担当する環境コンサルタントの分野は、環境アセスメントやモニタリング調査をはじめ、施工監理、施設設計、機能検査、解体設計、CO₂算定、温暖化対策実行計画、廃棄物等処理計画、広域化計画など、業務内容が多岐にわたります。
そのため、様々な分野の専門家が協力して業務を進めるのが特徴です。 自分の好きな分野やこれまで学んできたこと、得意なことを仕事に生かし、業務の中心となって活躍している職員も多くいます。

社会や地球環境を裏側から守る

社会や地球環境を裏側から守る

環境コンサルタントの主な目的は、公害や自然破壊の問題に対処し、自然環境や人々の生活環境を守ることです。
企業や地方公共団体が環境に配慮した事業活動を実施できるようにサポートすることで、地球環境の保全に直接貢献できます。
持続可能な社会づくりに関わることができる、とてもやりがいのある仕事です。

地域に貢献できる業務内容

地域に貢献できる業務内容

特に環境計画などの業務では、施策の提案やサポートを行い、作成した計画に基づいてまちづくりが進められます。
自分がコンサルティングした計画で地域社会に貢献できることも、醍醐味のひとつです。

依頼者とのかかわり

依頼者とのかかわり

環境コンサルタントの業務は、依頼者と協力して業務を進めるため、公衛検の他の業務に比べて、依頼者と直接かかわる機会が多いという特徴があります。 また、業務を円滑に進めるためには、依頼者との密接な連携や丁寧な説明が重要になるため、要点の整理や説明資料の作成は簡単な作業ではありません。 しかし、依頼者に喜んでいただき、より良いコンサルティングができたことを実感したとき、大きな達成感が得られます。

恵み豊かな環境の保全と継承に貢献

恵み豊かな環境の保全と継承に貢献

持続可能な社会の実現に向けて、公衛検では、SDGsの達成にも力を入れています。
環境課では、主に、資源の循環や廃棄物の適正処理、施設の省エネルギー化、環境負荷の低減、温室効果ガス排出量の抑制などの施策の提案を通じて、SDGsの実現に貢献しています。
環境コンサルタントの業務を通じて、様々な環境課題の解決に取り組むことができます。