財団概要

信頼保証体制

各種品質保証体制の構築

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1998年6月1日にISO9001を取得(2023年6月から自己宣言に移行)し、その品質マネジメントシステムをベースに、2007年3月20日に水道GLP、2007年6月7日にISO/IEC17025、2010年8月25日にMLAPを取得し、2014年2月24日にはJNLAの試験事業者への登録を果たし、検査業務の品質保証体制を構築しております。また、水道法に基づく水質検査機関・簡易専用水道検査機関、食品衛生法に基づく製品検査登録検査機関及び薬事法に基づく試験検査機関としても検査精度の維持、向上を図るため、業務管理体制を整備しています。
公衛検では、正確で信頼性の高い検査結果を皆様のもとへ提供するため、検査分析部門から独立した品質保証部門を設置し、検査分析部門が実施した検査内容や検査結果において、検査精度を確保するための活動を通して、検査の信頼性を保証しています。精度管理では、外部精度管理調査に計画的に参加し、他の検査機関との検査精度の差を確認するほか、検査分析部門では検査ごとに、検査員の技術力の確認、統計的な手法を用いた日々の検査データの内部精度管理を行っています。この他、システム管理においては、文書管理、記録管理、関連情報の収集、更には内部監査の実施によりPDCAサイクルの有効な運用を進めています。

信頼性保証/点検・改善/信頼性保証部門/検査分析部門
第三者機関による信頼性/品質保証
水道GLP 水道水質基準項目(51項目)/水道水・浄水・原水
ISO/IEC17025 重金属、六価クロム、VOC/環境水
重金属、VOC/水道水
JNLA 鉄、重金属、VOC、フェノール類、TOC、色度、濁度/浸出性能試験
特定計量証明事業者
認定制度(MLAP)
計量法に基づく大気中、水質又は土壌中のダイオキシン類の濃度
(環境大気、排ガス、排水、環境水、土壌、底質)
認証・認定取得等
水道水質検査優良試験所規範(略称「水道GLP」)認定取得 認定番号 JWWA-GLP024 認定証及び認定範囲:こちらより
ISO/IEC17025(試験所品質マネジメントシステム規格)認定取得 認定番号 ASNITE 0086 T 品質方針:こちらより 認定証及び認定範囲:こちらより
JNLA(工業標準化法に基づく試験事業者登録制度)試験事業者登録 登録番号 140351JP 登録証及び登録区分:こちらより
認定特定計量事業者(MLAP)取得 認定番号 N-0150-01 品質方針:こちらより 認定証及び認定区分:こちらより
信頼性保証のしくみ

公衛検は、お客様から依頼された試験・検査を、受付→試験・検査→報告書作成→納品の工程を得てお客様のお手元に届けています。
試験・検査における品質保証の位置づけは、下記に示す工程の中で品質を確保し保証しています。
このような信頼性保証体制の中で私たちはお客様に「信頼」をお届けしています。

信頼性保証のしくみ

(1)受付
受付では、「試料名、依頼項目、お客様情報、納期」等の初期情報をシステムに登録し、個別の試料番号をつけます。この個別の試料番号には、試験、検査に必要な情報がひもづけられており、お客様に報告書としてお手元に届くまでの間、いつでもその試料の情報を検索することができます。

(2)試験・検査の実施
試験・検査では、試料を試料番号で識別して項目ごとに試験、検査が行われます。試験・検査を始めるまで、試料を適切な状態で保管し、お客様のニーズに合った、試験を用いて進めています。試験の実施工程においては、標準作業手順書と呼ばれる文書に従って操作を実施し、使用する試薬、機器においては記録をとりその作業状況をいつでも確認ができるようにしています。
精度を保つため、使用する機器の一部は、日常から国家標準にトレース可能な内部標準器を使用して校正を行っています。また、試験・検査の操作においても「内部精度管理」を実施しするとともに「外部精度管理調査」に参加し、分析者間の精度の比較や他の検査機関との整合性もチェックし常に精度が十分な状態で試験・検査を行っています。

(3)報告書の作成
試験・検査の工程から出てきた各項目の結果は、受付で付けられた試料番号を基に、依頼された試料ごとに1つの報告書(計量証明書、試験結果書等)にまとめられます。このようにして作成された報告書は、お客様情報、依頼内容との整合性を確認し、期日までにお客様の手元に届けられます。

これらの一連の管理が、当センターの品質マネジメントシステムであり、定期的に外部機関の審査を受け認定・認証を得ています。
下記に示しました、これらの認定認証を維持し品質を保つため外部機関の定期的な審査はもちろん社内的には内部監査を行い、PDCA サイクルをスパイラルアップし試験・検査の品質の確保に努めています。

PDCA

外部精度管理調査の参加状況

環境、水道、食品、医薬品検査など検査精度の維持、向上を図るため、外部の主催機関が実施する精度管理調査に参加しています。

区分 主 催 機 関 調 査 名
食品 (一財)食品薬品安全センター 食品衛生外部精度管理調査
水道 厚生労働省健康局水道課 水道水質検査精度管理のための統一試料調査
全国給水衛生検査協会 飲料水検査精度管理調査
全国給水衛生検査協会 東海北陸支部 東海北陸支部外部精度管理調査
簡易専用水道 (一社)全国給水衛生検査協会 簡易専用水道検査外部精度管理調査
医薬品 (公社)日本薬剤師会 医薬品全国統一試験
厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課 登録試験検査機関における外部精度管理
作業環境 (公社)日本作業環境測定協会 総合精度管理事業
(公社)日本作業環境測定協会 石綿分析に係るクロスチェック事業
ダイオキシン類 (一社)日本環境測定分析協会 極微量物質研究会 クロスチェック(ダイオキシン類)
(一社)日本環境測定分析協会 MLAP技能試験
環境省 環境測定分析統一精度管理調査
環境 (一社)日本環境測定分析協会 ISO/IEC17043(JIS Q 17043)に基づく技能試験
(一社)日本環境測定分析協会 絶縁油中PCB分析に関するクロスチェック
(公社)におい・かおり環境協会 嗅覚測定法クロスチェック
環境省 環境測定分析統一精度管理調査
(一社)愛知県環境測定分析協会 共同実験(クロスチェック)
(一社)日本環境測定分析協会・中部支部
共同実験事務局
岐阜県環境計量証明事業協会 統一精度管理調査
臨床 NPO法人
タンデムマス・スクリーニング普及協会
先天性代謝異常等スクリーニングの精度管理業務
電話・FAXでのご注文・お問い合せは/TEL.058-247-1300 FAX.058-248-0229
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