環境測定・環境調査

環境分析・調査

環境分析・調査

近年、環境問題は、工場から発生するばい煙や汚水等の産業型公害から、ごみ問題や近隣騒音、生活排水による河川の水質汚濁等の都市生活型公害へと変化しています。これは、生活様式の変化や経済状況の向上に伴って生じてきた問題であり、私たち一人ひとりが、被害者であると同時に、直接的・間接的な原因者でもあるという側面を持っています。
公害には大気汚染、水質汚濁、騒音、振動、悪臭等がありますが、工場や事業場が原因となる公害だけでなく、一般家庭の生活が原因となる公害も少なくありません。最近では、工場の移転に伴う土壌汚染やアスベストを含んだ建材の使用等、人の健康に影響を及ぼすものも多くなってきており、私たちが安心して生活するためには、こうした問題を一つずつクリアしていく必要があります。
公衛検では、こうした最近の問題に対応するべく、最新の測定技術や分析設備等を用いて身近な環境の現況の把握をとおし、皆様が安心・安全に暮らせる環境づくりのお手伝いをしております。
さらに社会における企業のCSR(社会的責任)が問われるなかで、企業が自主的に行う調査・分析に対しても柔軟にお応えしております。

電話・FAXでのご注文・お問い合せは/TEL.058-247-1300 FAX.058-248-0229

大気環境

環境大気のモニタリング

環境大気は、国や自治体が常監局を設置して常時モニタリングされています。常監局は、一般局と自排局の2種類があり、年間を通じて試料を連続的に採取して測定を行い、その結果をオンラインでリアルタイムに監視しています。大気質については、光化学スモッグの発生予測や注意報の発令・解除などの緊急事態のチェック等に用いています。
しかし、常監局以外でも環境大気の状況を把握したい場合があります。

  • ・国や自治体が常監局以外の環境大気の状況を把握したい場合
  • ・何らかの事業を予定(道路建設、工場建設など)している場合
  • ・何らかの事業の影響の程度を把握したい場合
  • ・環境アセスメントの事後評価を行う場合

測定項目は、基本的には環境基準項目から目的に応じて決定されます。
環境大気と発生源との関係を知りたい等の目的で気象観測も行います。

環境大気のモニタリング
環境大気測定項目等
自動測定器による連続測定 窒素酸化物(二酸化窒素、一酸化窒素)、一酸化炭素、二酸化硫黄、
浮遊粒子状物質、光化学オキシダント
現地試料採取→センターにて分析 塩化水素、ダイオキシン類、降下ばいじん、有害大気汚染物質、石綿(アスベスト)
気象観測 風向・風速、気温・湿度
環境大気測定項目等
打合せ・現地下見/ 電源準備/ 測定車/測定車には、各種自動測定器が載っています。 測定開始/1週間が多い 測定車撤収/電源撤収 データ解析/報告書作成

ばい煙測定

ばい煙測定
ばい煙測定の様子

排ガス測定は工場や事業所のボイラー、焼却炉等から発生する、ばい煙等を測定するものです。硫黄酸化物などの大気汚染物質は大気汚染防止法施行規則で排出基準値が定められており、ばい煙発生施設の種類、規模、設置年月、地域により、同じ名称の施設であっても基準値は異なることがあります。センターではばい煙濃度を測定することにより、大気汚染防止法に適合しているかをお客様にご報告させていただいています。

測定フロー

基本的には下記のような流れで進みます。

施設の下見/測定孔の有無、足場などを見ます。 測定/測定時間は約2時間です。 公衛検にて分析 報告書提出/報告書提出は測定後約2週間です。

悪臭測定

「悪臭」とは、人が感じる「いやなにおい」、「不快なにおい」の総称です。においには個人差や慣れによる影響があり、ある人には良いにおいとして感じられても、他の人にはいやなにおいに感じるということもあります。迷惑だと感じる人がいれば、そのにおいは「悪臭」なのです。
最近の悪臭苦情の傾向をみると、従来大部分を占めていた畜産農業や製造工場からの苦情が減少している一方で、飲食店などサービス業からのいわゆる都市・生活型と呼ばれる悪臭への苦情が増加しています。これらは、今まで気にしていなかった、「ものを燃やすにおい」や「食べ物を調理するときに出るにおい」をくさいと感じるなど、人々のにおいに対する意識がより敏感になってきたことが考えられます。

においを測る方法には大きく分けて2種類の方法があります。

1つはにおいの原因物質(例えばアンモニアや硫化水素等)を、機械を用いて分析する機器分析法。
もう1つは人の鼻を用いてにおいの強さを判定する嗅覚測定法です。

公衛検では、この両方を承っております。

現地で測定写真orGCの写真

自然調査

動植物調査

外来種の移入や土地改変、自然環境の悪化により、種によっては存続が危ぶまれている動植物もいます。生物多様性を維持するため、我々人間は自然環境を大切に守っていく必要があります。公衛検は、貴重な自然、希少な動植物種が失われないよう、文献資料での確認や現地での確認による動植物調査、植生調査、生態系調査などをおこなっています。

動植物調査の様子
水生生物調査
水生生物調査の様子

河川や池沼などの水質の状況を把握し環境保全の目安とするため、また、ダム湖等の水質管理に役立てるために底生生物や魚介類、動植物プランクトンを調査します。

土壌調査

岐阜県建設発生土管理基準に基づく土壌検査

岐阜県では、公共工事から発生する建設発生土について「岐阜県建設発生土管理基準」により、以下に当てはまる土地には、土壌検査を義務付けています。

①「岐阜県建設発生土管理基準」に示されている業種の工場・事業場用地又は過去に工場・事業場として使用された土地
②明らかに汚染された履歴のある土地
③過去に薬品等により土壌改良等の処理をした土地
④5000m3以上の建設発生土を搬出する事業
⑤5000m3未満の建設発生土を搬出する工事について「岐阜県建設発生土管理基準:汚染要因に関する調査票」により確認調査を行い、汚染された恐れがあると判断された場合

公衛検では「岐阜県建設発生土管理基準」に対応した土壌検査及び土壌採取等行っております。
また、その他の土壌調査(土壌汚染対策法に基づく土壌調査、土壌の油汚染調査、ダイオキシン類に係る土壌調査等)も行っておりますので詳細につきましては、お気軽にご相談下さい。

土壌調査の様子

騒音・振動・交通量調査

一般環境、道路・事業所・建設環境測定
一般環境、道路・事業所・建設環境測定の様子

工場の設備、工事現場の重機、道路、建設現場などの騒音や振動による苦情が多くなっています。快適な生活環境を確保するため、騒音については環境基準が定められています。
特定施設を設置する工場、特定建設作業を行う工事については、騒音規制法、振動規制法によって規制基準が定められています。

検査料金

分析項目、調査内容が多岐にわたるため、詳しくはお問い合わせください。

標準納期

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