アスベスト分析

アスベスト分析

お客様から郵送または持ち込みいただいた検体について、アスベストの有無を検査いたします。

建築物のアスベスト含有を確認したい部位から検体(建材)を採取し、郵送または持込みいただいた検体をセンターで分析いたします。
分析結果は、後日「石綿分析結果報告書」としてお送りいたします。
出張採取も対応しておりますので、ご希望のお客様はご相談ください。

電話・FAXでのご注文・お問い合せは/TEL.058-247-1300 FAX.058-248-0229

アスベスト分析の流れ

手順1
 お問い合わせ・お見積もり

まずは、次の方法より、お見積もりお問い合わせ

手順2
分析依頼書・試料送付(または持込)

お客様にて「依頼書」及び「現場帳票」をご記入ください。
「分析用試料(検体)」郵送梱包時には、チャック付き袋に二重に入れ発送(または持込)をお願いします。
発送の際には、検体とあわせ「依頼書」及び「現場帳票」を同封してください。

【直接】駐車場も完備。採取された試料を直接ご持参いただくことが可能です
【郵送】必ず、追跡が可能な方法でご送付してください。例)宅配便・レターパックなど

建材のアスベスト 専用依頼書 専用依頼書.pdf 専用依頼書.xlsx
建材のアスベスト 専用現場帳票 専用現場帳票.pdf 専用現場帳票.xls
手順3
依頼・試料受付確認

「依頼書」、「現場帳票」、「分析用試料」をセンターにて、確認・受付

手順4
分析

アスベスト分析の種類と特徴「依頼書」、「現場帳票」、「分析用試料」をセンターにて、確認・受付

手順5
分析結果速報+分析結果報告書

分析結果速報をメール等ご希望の方法によりお送りします。
後日、分析結果報告書を郵送いたします。

Q&A

「定性分析」と「定量分析」の違いは?

A 【定性分析】は、対象物にアスベストが含まれているかどうかを判断するための方法です。一般的には、含有量が0.1%を超えているか否かを確認します。解体工事等の進行には、通常この定性分析で十分です。分析方法は、JIS A 1481-1やJIS A 1481-2に基づいて行われます。
【定量分析】は、アスベストが含まれている場合に、その含有率を正確に測定する方法です。定性分析でアスベストが検出された場合にのみ実施され、公定法としてJIS A 1481-3から1481-5に規定されています。ただし、定性分析で検出された時点で0.1%を超過している可能性が高いため、適切な対応が取られていれば、必ずしも定量分析が必要となるわけではありません。

厚生労働省基安化発0331第3号、平成26年3月31日
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11300000-Roudoukijunkyokuanzeneiseibu/0000043001.pdf

建材の層別分析についても対応可能ですか?

A 層別分析に関しては対応可能ですが、使用する定性分析方法はJIS A 1481-1に基づきます。分析結果は、アスベスト分析報告書にて層ごとの断面や外観写真とともに報告いたします。ただし、JIS A 1481-2に基づく定性分析は、試料全体を粉砕する必要があるため、層別分析には適しておりません。

試料の梱包時には、表裏の確認が重要です。試料の片面に油性マジックなどでマーキングを行い、複数点を一緒に梱包する際には、表裏を間違えないようにご注意ください。表裏が不明確な試料については、層別分析結果において、層構造が正確に報告できない可能性があります。

また、岩綿吸音板に石膏ボードが二重貼りされているような場合、これらは別個の建材と見なされるため、JIS A 1481-2による定性分析や、JIS A 1481-3および1481-5による定量分析は適用できません。このような建材には、JIS A 1481-1に基づく定性分析を行い、それぞれの層で分けた推定含有率の結果を報告いたします。

検体(試料)の層が確認できない場合でも、層別分析を依頼することは可能ですか

A 申し訳ございませんが、対応できません。層別分析は、層が明確に確認できる検体(試料)に対してのみ実施しております。層が不明確な場合には、正確な層別分析が行えないため、依頼をお断りさせていただいております。

定性分析方法(JIS A 1481-1とJIS A 1481-2)の違いは?

A JIS A 1481-1(偏光顕微鏡による分析)
この方法では、試料を層別に分けて前処理し、含有している層を特定できます。光学的特性を層ごとに観察できるため、分析の精度が高く、結果も迅速に得られます。含有層が特定できるため、除去方法を含有箇所別に選定することが可能です。

JIS A 1481-2(位相差分散顕微鏡およびX線回折法による分析)
この方法では、試料全体を粉砕するため、どの層がアスベストを含んでいるかを特定することはできません。また、全層を粉砕することで、含有層が希釈され、不含有と判断される可能性もあります。この分析法は、X線回折装置を使用するため、分析者の力量に依存せずに結果が得られますが、アスベストと似た性質の鉱物によって干渉を受けることがあります。そのため、繊維の有無や形状を確認するために、位相差分散顕微鏡を併用して判別を行います。

異なる検体(試料)を混ぜて分析(混合分析)してもらいたい

A 当センターでは混合分析を行っておりません。
異なる試料を混合して分析すると、分析結果が異なってしまう可能性があり、同一であることが疑わしい場合には特にリスクが高まります。このため、厚生労働省でも混合分析は推奨されておりません。

依頼書ダウンロード

検査項目の依頼書をダウンロードいただけます。

建材のアスベスト 専用依頼書 専用依頼書.pdf 専用依頼書.xlsx
建材のアスベスト 専用現場帳票 専用現場帳票.pdf 専用現場帳票.xls
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